採蓮の曲、越女詞

作者名  李白 (701-762)
作品名  採蓮曲、越女詞
訳者  吉川幸次郎
収載書名  新唐詩選
刊行年代  1952
 その他  
  採蓮曲

若耶溪傍採蓮女
笑隔荷花共人語
日照新粧水底明
風飄香袖空中挙
岸上誰家遊冶郎
三三五五映垂楊
紫騮嘶入落花去
見此踟蹰空断腸
若耶溪(じゃくやけい)の傍らなる蓮(はちす)採る女(むすめ)
笑いて荷
(はちす)の花を隔てつつ人と共に語る
日は新しき粧いを照らして水底
(すいてい)明らかに
風は香ぐわしき袖を飄
(ひるがえ)して空中に挙がる
岸の上には誰が家の遊冶郎
(ゆうやろう)
三三五五として垂楊
(すいよう)に映ず
紫の騮
(くりげ)は嘶(いなな)きつつ落花に入りて去る
此を見て踟蹰
(ちちゅう)し空しく腸(はらわた)を断つ 


  越女詞

耶溪採蓮女
見客棹歌回
笑入荷花去
佯羞不肯来

耶溪(やけい)にて蓮(はちす)を採る女(むすめ)
客を見て棹歌
(とうか)しつつ回る(かえ)
笑いて荷
(はちす)の花に入りて去る
(いつわ)り羞じて肯(あえ)て来たらず


 詠いこまれた花   ハスシダレヤナギ




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